ブルガリアの中央を東西に走るバルカン山脈とスレドナゴラ山脈に挟まれた一帯はバラの谷と呼ばれており世界最大のバラの産地です。ブルガリア地方はバラの生育条件に非常に適しており、また17世紀にオスマントルコにより持ち込まれたブルガリアンローズ（ダマスクローズ）は特に香気成分が多く含まれているため、主に香油用原料として使用され世界でバラ香油約8割のシェアとなっています。ローズはちみつはこのバラの花から集めた蜜でありはちみつも同様にバラの強い香り成分を含んでいます。集めたバラの蜜を蜜蜂が約8倍に濃縮します。
ブルガリアンローズはちみつは蜜蜂が行動する範囲すべてがバラ畑でなくてはならないため、世界中で南北１０km東西100ｋｍのバラの谷以外では生産できません。

そのため大変貴重であり、このバラの谷でも年間4～5トン程度の生産量です。